このたび、密教関係者の方から、高野山大学図書館が所蔵する「金剛頂瑜伽経」の複製を委託されました。
複製とはいえ、極めて希少なものであり、インターネット上で検索しても同じものが見つかることはありません。
現在、展示スペースに空きがないため、ブログでの公開となりますが、「大日経」とこの「金剛頂経」は、真言密教において「両部の大典」と称される最重要経典です。
また、高野山の総本山「金剛峯寺」による詳細な説明文も同封されていました。
この経典は、複製でありながらも、相当の法力を備えているとされ、行者の間では、「極楽の入口が見えた」「極彩色の金剛界曼荼羅(マンダラ)が現れた」といった不思議な体験が語られています。
金剛界曼荼羅はこの経典に基づくものであり、如来と行者が一体となる実践法がこの経典に説かれています。その曼荼羅の高次エネルギーがわずかに現界へ漏れ出すだけでも、大変なご利益があるとされており、そのため、経典の写真をシェアさせていただきます。
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ダライ・ラマより金剛界マンダラ灌頂を受けた店長(2011年11月高野山にて)